天文雑誌「星ナビ」など

図書館で、2月号と1月号を借りました(3月号以降は貸し出し中)。

私が天文に興味を持った1970年代前半は、天文雑誌というと、「天文と気象(のち「月刊天文」2006年休刊)」(地人書館)、「天文ガイド」(誠文堂新光社)の2冊があり、毎月1日と5日の発売日を楽しみにしていた。一般雑誌ではないが、日本天文学会の「天文月報」、東亜天文学会の「天界」も、予約購読で郵送してもらっていた。78年に「星の手帖(93年休刊)」(星の手帖社)、83年に「スカイウオッチャー(後継誌「星ナビ」)」(アストロアーツ)が、発行された。

「天文と気象」と「天文ガイド」を較べると、「天文と気象」は、固い感じ、「天文ガイド」は、アマチュア天文家が自ら参加して作ったような誌面で、読者参加のコーナーや、天体望遠鏡などの広告も多かった。当時の広告は、貴重な情報源だった。

今、「星ナビ」と「天文ガイド」を較べると、「星ナビ」の誌面が柔らかい印象を受ける。それぞれ読者の天体写真のページがあるけど、「天文ガイド」は、氏名のほかに、年齢が記載されていて、中心が60歳前後の方々であるのが感慨深い。若い頃「天文ガイド」に夢中になった人達がそのまま読者になっているのだろうか、「星ナビ」の読者層はもっと下がるのじゃないか、そもそも天文に興味を持つ若い人が減ってきているのだろうか、などと考えてしまう。